航空身体検査
検査基準を遵守して、厳正な航空身体検査を実現
パイロットが航空業務を的確に遂行するためには、心身の健康が極めて重要です。 したがって、航空身体検査は不可欠であり、パイロットは航空法によりこの検査を受けることが義務づけられています。 航空医学研究センターでは検査基準を遵守してパイロットの健康状態を厳正にチェックし、飛行中の事故を未然に防いでいます。
パイロットに対する航空身体検査の実施
航空身体検査基準及び同マニュアルに則った検査を、的確かつ厳正に行うため、内科・眼科・耳鼻咽喉科・精神神経科の4科にわたって、それぞれ専門医を配置する検査体制を整え、その検査結果に基づき、当研究センター所属の指定航空身体検査医が適否を判断しています。 |
60歳以上のパイロットに対する航空身体検査の実施
定期航空に携わるパイロットは、従来60歳で定年とされてきましたが、人的資源の有効活用を図るため、60歳を超えるパイロット、いわゆる加齢乗員の医学適性についての研究が進められて参りました。 その結果、段階的に年齢が引き上げられ、平成27年4月から付加検査に合格することを条件に68歳未満となりました。当研究センターでは平成27年5月29日付で65歳時に実施する航空身体検査付加検査実施機関として、国土交通省航空局より確認を受け、この付加検査を実施しています。 |
航空大学校の入学試験における身体検査の実施
我が国の基幹パイロット要員を養成している航空大学校の入学試験における身体検査を受託して行っています。
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